開いた扉

 

「あっ・・・あのっ・・・・えっと・・・・・。」

言葉がうまくでてこなかった。

・・・どうしよう。

はやく・・・はやくしないと行ってしまう。

青紫の透けた瞳がふっと視線を外した。

そして歩いて行ってしまった。

まだ何も話していないのに。

なんで声がでなかったの?

どうして・・・ひき止められなかったの。

ただ少し。

ほんの少しだけ仲良くなれればいいだけなのに。

きっかけがうまくいかせない。

「バカ・・・・・・。」

苦しい。

涙でそう・・・・・。

 

コンコン...

 

ドアをたたく音がした。

誰だろう・・・?

お父さんとお母さんは昨日来たばかりだし。

とりあえず・・・。

「どうぞ。」

そう一声かけてベッドの上で大人しく入って来る人を見た。

目を見張った。

一番最初に目がいったのはその綺麗な髪の毛。

なんで?

入って来たのは見紛う事のないあの人。

来てくれた・・・。

「・・・。」

無言で差し出されたのはさっき故意に落とした赤いカーディガ―。

今度こそお礼がしたかった。

深呼吸して気を落ち着かせたあとにはしっかり目を見て。

さっき言えなかった言葉をやっとの思いで紡いだ。

「あっ・・・ありがとう・・・えっと・・・・あの・・・・少しお話してもらえませんか?」

つっかえつっかえだったが言えたことに少しほっとした。

 

 


まぁ・・・少女よやっと言えたな。
うん。おめでとう。
これだけ言っておきましょう(笑

 

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